こんばんわ、にしむーです。
2020年冬期アニメは動物モノが強い冬でしたね、二大癒しアニメって感じでした。
- 3年ぶりの新作
今回ご紹介するのは、サンリオの本気と言われたコンテンツ「SHOW BY ROCK!!」(以下SB69)の久々アニメ新作。
前作から3年半ぶりだそうな、もうそんな経ってるんですね。
- 実はちょっと不安だったんですね
今回は新バンド「Mashumairesh!!」の物語となっており、前シリーズに登場したバンドは基本的に出てこない構成となっておりこれが不安でした。
実は私、このSB69アニメシリーズはしっかり見ておりまして、出てくるバンドやストーリーも大好きだったんですよ。
故に、新アニメで新バンド、しかも製作スタッフも変わってると不安要素は多かったので。
いわゆる「リライズ現象」に再びなってしまうんじゃねーかなと。
まあ結局そんなことはありませんでした。
※リライズ現象:好きだったアニメの続編が期待してたものと違ってがっかりする現象。「ガンダム ビルドダイバーズリライズ」に由来する。
- このアニメの主役はこちら!
声のか〜ぎ〜り叫んで〜♪
間違えました。しかしロゴ似合うねこれ…。
こちらの4名が主役。
田舎から上京した狐っ子のほわんちゃん、音楽活動したいけど素直になれないマシマヒメコ、デビルミント鬼龍族のデルミン、ルナティックでハイテンションなルフユ。
この個性的な4人のエモーショナルで青春はNONーSTOPなガールズバンドストーリー+αなアニメとなってます。
ちなみにこの4名、それぞれがサンリオの独立した企画のキャラクターのチームとなっており、いわばサンリオ版ニューアヴェンジャーズ的な若手オールスターチーム。寄せ集めとか言うな。
- 更に個性的なバンドが2組。
先輩&ライバル枠のレイジングシグナル。
彼女らはバンドというよりEDMダンスチームって感じ。
でもってやんちゃ坊主4人組のどこんじょうフィンガーズ(通称どこ指)。
彼らは直接絡むわけではないギャグ担当、前作でいうシンガンクリムゾン枠。
- ざっくりと見どころ
エモい。
とにかくこの一言に尽きます。
前シリーズは萌え音楽アニメというよりは異世界転生燃えバトルアニメだったんですが、今作の基本スタンスはMashumairesh!!のサクセスストーリーといったところ。
特にほわんちゃんとヒメコちゃんの進展がとにかくエモい。
- ほわヒメがエモい
オーディションの為に上京するも参加証を落として路頭に暮れるほわんちゃん。
そこでストリートライブをしていたヒメコ、デルミン、ルフユの3人。
それを見て感極まって泣き出すほわん、そして手を差し伸べるヒメコ。
このままセッションして意気投合。ヒメコの部屋で同棲生活を始めるほわんちゃん。
ほわんちゃんは料理上手。泊めてもらったお礼に手料理を振る舞うんだけどこれがすげーうまそう。
少し前のオタクって「俺の嫁」とか軽々と言う輩が多かったと思うのですが、ほわんちゃんは本当に嫁に欲しいと思った。
まあそれはそれとして、3人の出会いで音楽魂に火がついて正式にバンドがやりたいほわんちゃんに対してヒメコは過去のトラウマから素直になれず、他の3人に壁を作ってしまう。
周りが勝手に離れていてひとりぼっちになってしまった…そんなトラウマを吐き出して泣き出すヒメコに対してほわんちゃんは
熱い抱擁。
こんなんもうヤバいでしょ。見てるこっちが泣く。
その後のエピソードでは曲作り合宿のため、ほわんちゃんの実家で
ラブラブっぷりを見せつけてくれるぜ!!
俺は岩になりてえなって思ったけどとある盟友はオーロラになって2人を見守りたいと言っていた。わかるぜ…。
こんな感じで日に日に仲を深めていく2人。最終的には
ライブ中に頬擦りというパフォーマンス。
もうね、こんなん最高じゃん?
青春バンドアニメの最高峰であると同時に、百合アニメの最高峰でもあるんだよこれは!!!!!!!
- 他にもあるぜ見どころ
4話ではデルミンとルフユが仲良しになるエピソードが描かれており、こちらもヒメほわに負けじと劣らず非常にエモい。
真逆だけど実は似たもの同士の2人、ヒメほわとはまた違ったエモさがあります。
上ではギャグ担当と説明したどこ指もイヤイヤやらされてたバンドの楽しみや友情に目覚めていくといった男臭い魅力が。
ギャグ担当にもギャグじゃない魅力があるのは素晴らしいです。
また、最初の方の話から伏線が多く散りばめられており、2週目を見るのが凄く楽しい。今自分は2週目を楽しんでます。
- バンドアニメだし楽曲もどれもいい
OP「ヒロメネス」、ED「キミのラプソディー」、挿入歌「まっしろスタートライン」「エールアンドレスポンス」「ノープログレム」「プラットホーム」がどれもエモい。
作中でもデルミンが「私達はエモエモな感じ」的なことを仰っている通り、メッセージ性の強い歌詞と思わず口ずさみたくなるメロディが絡んで最高にエモい。
どこ指の方はノリノリなメタルで、思わず叫びたくなるような曲が揃ってます。
これらの大半はアプリでも聴けるからみなさんもやってみるといいぞ(布教
- アイツらが帰ってきた!!
「前作のバンドは基本的に登場しない」と言ったが、実は一組だけ出ている。
一番やべー奴ら、シンガンクリムゾンズの皆様。
Mashumairesh!!にはライバル枠としてレイジングシグナルがいるけど、どこ指には居ないから来てもらったことみたいですね。
やってることはルール無用のカーリングっぽい何かだったんですけど。そこは音楽で対決するんじゃないんかい。
- ちょっとだけ気になったこと
おそらく意図的だと思うんですけど、Mashumairesh!!とどこ指に接点がほとんど無くてほぼ独立した話になっているということ。
ほわんちゃんのバイト探しや料理上手ってのがヤっちゃんの弁当屋さんで働くフラグかと思ったんですけど
バイトと称して本業をやってました。
ほわんちゃんの初出はサンリオアニメストアのマスコットキャラクターとのことで、SB69の世界でも働いてる模様です。繋がりを持たせなかったのは製作側的の男は男同士アツく、女の子は女の子同士でエモエモしろってことですかね?結果的には大成功なんですけど。
- ニシムリング採点
長々と熱く語ってしまいましたが、これ「語る!シリーズ」じゃなくて「ニシムリングレビュー」なんですよね。
というわけで採点致します。
10/10点 殿堂入り!!
いやあここまでエモいアニメはそうそう無いと思います。
12話ってのが短く感じました。もっと見てたかった。
- 未来へ
最後の最後でシアンちゃん登場。
見た目こそ聖川詩杏ちゃんですが、彼女はどっちのシアンちゃんなのでしょうか?
そして間髪入れず次シリーズも発表されました。
今度はオールスター路線だそうです。楽しみにしましょう。