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【遊戯王OCG】妨害札、何入れる? 効果無効編

こんばんわ、NSMRです。

「今晩に制限改訂が来るんじゃないの?」と言われていたため心底穏やかではありません(キリアオ的な意味ではない)でしたが、来なかったみたいですね…。

 

正直なところ、《星杯の神子 イヴ》が禁止にさえならなければいいです。《水晶機巧 ハリファイバー》はぶっちゃけ諦めてます。そりゃあまあ、禁止になって欲しくないけど!!

 

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2019年の遊戯王は彼女と共に駆け抜けた1年でしたネ…。

 

それはそれとして今日は予定していた内容の「敵モンスターを効果を無効にするカード(もしくはそれに近いカード)」を並べて比較していこうと思います。多分間違ってることも多いと思いますが、指摘していただければ訂正します。

 

・《エフェクト・ヴェーラー》

チューナー・効果モンスター

☆1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

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いわゆる「手札誘発」の中でも古株なモンスターカード。シンプルにフリーチェーンで手札から相手モンスターの効果を止められます。

アニメ5D'sでもリアリストおじさんの理不尽な先行ワンキルから遊星を救う活躍をしていました。

 

このカードの特徴として「手札から即座に使える」ということ。手札にさえあれば魔法・罠のようにセットをする必要がなく、アニメのように先行1ターン目の理不尽な行動を止めることが可能です。

発動タイミングが「相手メインフェイズ」と限定されてはいるものの、永続効果や戦闘時の誘発効果も前もって封じることができるので戦闘補助もやろうと思えば使えます。

そしてもうひとつの特徴が☆1のチューナーモンスターであること。そのため手札誘発としてだけではなくシンクロ等の展開パーツとしても有用。《ワン・フォー・ワン》でのリクルートや手札誘発で墓地のこのカードを《サイバース・ガジェット》等で釣り上げて展開に繋げる立ち回りも。

 

欠点としては「相手のメインフェイズ」と限定されていること。即ち「バトルフェイズ中に特殊召喚されたモンスター」及び「自ターン中に相手モンスター効果の封印」が不可能なこと。

そしてもうひとつは「手札誘発モンスターカード」の常ですが《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》をチェーンされてしまうと無効にされてしまうということ。

このように「強力なカードだが万能ではない」という感じです。ただ使うデッキは殆ど選ばないと言えるでしょうか。

 

・《禁じられた聖杯》

速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が400アップし、効果は無効化される。

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こちらも古株な速攻魔法。効果無効に攻撃力上昇がついているちょっと特殊なカード。

 

特徴としては見ての通り「攻撃力上昇がついている」ことなんですが、これがと~に~か~く~曲者なんです。

遊戯王OCGのルールに存在する「ダメージステップは攻撃力及び守備力が変化する効果及びカウンター罠以外の効果の発動が封じられる」という厄介な仕様があるんですが、このカードは攻撃力上昇が含まれているためダメージステップにて発動して効果を無効にするという芸当が可能なんです!

 

それ以外の特徴としては「速攻魔法なので自ターン中は手札から、相手ターン中はセットしておけばタイミングを選ばず使える」「自分のカードにも打てるのでデメリット消しつつ強化もできる」「《失楽の魔女》でサーチ可能」と言ったところでしょうか。

 

欠点は魔法カード故に開幕相手ターンに打てない事でしょうか。あとは攻撃力アップが裏目に出てしまうケースも考えられますかね?

 

・《ブレイクスルー・スキル》
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

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通常の罠のように発動の他、墓地からの除外によりもう一度相手効果の封印ができる画期的なカード。

使用や手札コストとして切る以外に《名推理》や《隣の芝刈り》、各種「ライトロード」等で直接デッキから墓地に送っておくことで②の準備をすることが出来ます。

 

特徴、というか注意点なんですが①の効果はフリーチェーンで伏せてあればほぼいつでも使えるのですが②の効果が「自ターン中」という縛りのため《エフェクト・ヴェーラー》と真逆に攻めや崩しの補助に使うといった感じです。

 

どちらかといえば上記デッキ削り手段を使った尖ったデッキに向いているカードと言えます。

 

・《デモンズ・チェーン》 
永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

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効果モンスターの行動を縛り続ける永続罠、効果だけでなく攻撃も封じる妨害に特化した効果無効札。

 

対象のモンスターが破壊以外の方法で退場すると場に残り続けますが、《マジック・プランター》でドローに変換する・《星杯戦士 ニンギルス》の的にする・バウンスして使い回す等の方法で有効活用しましょう。

 

このカードの明確な欠点としては永続罠である性質上、とにかく《サイクロン》等のフリーチェーン魔法罠破壊に弱いこと。発動に合わせて割られたら無効にもできなければ攻撃も止められないっていう。

 

そんなわけでこのカードはかなりコントロールデッキ向けの性能です。

 

・《無限泡影》

通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、
さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

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現在の効果無効札でおそらく最もホットな1枚。罠カードでありながら場にカードが無ければ手札からも打てるという特殊なカード。

相手の先行1ターン目に手札から打てる妨害札の重要性は《エフェクト・ヴェーラー》で説明しましたが、こちらは罠カードなので各種「指名者」に邪魔をされずに打つことが可能なんです。

 

伏せて使うと「同列の魔法・罠を無効にできる」というおまけ付き。厄介な永続カードがあるときは狙ってみるのもいいかも?

 

とまあはっきり言ってかなり強いカードですし、「もうこれでいいんじゃない?」と思う方も居ると思いますが、このカードの欠点はとにかく相場が高いんです。カジュアルデュエリストにとって間違いなく障壁になる要素。

僕の場合「汎用妨害札よりもデッキの華となるモンスターに予算を回したい」という思想でデッキを組んでますので、「じゃあヴェーラーでいいや…」ってなっちゃいました。

 

・《PSYフレームギア・γ》

特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1000/守 0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、
相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の
「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、
その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。

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「サイフレーム・ガンマ」と読みます。バニラモンスターと妨害手札誘発で構成される特殊なテーマ「PSYフレーム」の1番人気。

 

《エフェクト・ヴェーラー》と比較すると「場にモンスターがいない時にしか打てない」「デッキに《PSYフレーム・ドライバー》(上級バニラ)を入れる必要がある」という制約はあるものの、無効にしてなんと破壊まで出来てしまうというスゴいヤツ!!更に2体のモンスターも並ぶ!!

 

更に他の無効札に出来ない芸当としては、自分の初手のサーチ系呪文に打たれた《灰流うらら》を潰しながら2体展開なんていう芸当も可能!しかも《γ》はチューナーなので、そのまま《水晶機巧 ハリファイバー》へのリンク召喚や☆8のシンクロ召喚にまで移行可能!!

 

サイキック族であることを活かして《緊急テレポート》でデッキから呼んで展開札として使うことも可能です。通常召喚できない縛りはありますが特殊召喚についてはまったく縛りが無いガバガバっぷり。

 

とまあ強力なカードではあるものの、デッキに上級バニラを入れる必要があるのでデッキ構築段階である程度気を使ってあげる必要があります。

また、強みを完全に活かすためにリンクモンスター《PSYフレームロード・Λ》 も同時に採用したいところです。

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ついでに言うとこいつ、「効果の発動に対するカウンター」的なタイミングでしか打てないので、永続効果を消すことはできません。そこは《エフェクト・ヴェーラー》に劣ります。

 

・《幽鬼うさぎ》

チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。

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とまあ厳密には「効果無効札」ではないのですが《エフェクト・ヴェーラー》及び《γ》と比較用に紹介。最近女の子であることが明確に発表された、人気のあの子です。

こちらの仕事は「効果は無効にできないものの破壊する」というもの。特徴的な点は魔法・罠も破壊できること、手札だけでなくフィールドからも破壊する効果を使えること。

効果は無効にできないので展開途中を止めるのは少し苦手なんですが、破壊はできるので発動する効果を持つ主力カードを潰すにはもってこいです。

 

上記の2枚と違って魔法・罠にも対応してるため、守備範囲はかなり広いと言えます。

 

そして☆3/サイキック族、《緊急テレポート》にはバッチリ対応。フィールドからも効果が使えることを利用して、相手ターン中に《緊テレ》から発動なんてテクニックも可能!

 

効果は無効にこそ出来ないものの、とにかく他と違った特徴を持つ1枚。使い手のセンスが光るカードと言えましょうか。

 

・まとめ

そんなわけで7枚紹介しました。環境的に考えるとやはり《無限泡影》が頭一つ抜けている感じはしますが、どれも違った特徴があるなーーーと僕本人が関心しました。

 

特に展開札としても起用可能な《γ》には無限の可能性が感じられます。

 

最後にゴッド・フェニックス・ギアフリードの一言でしめることにします。

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それでは、みんなもルールを守って楽しくデュエルッ!!