ニシムリングブログ

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【雑記】ハリファイバーの功罪

こんばんわ、カカポです。いきなりって感じでクソみたいに暑くなりましたね。
地元は最高気温35度を超える日が続いております。ふぁっきんほっと。

日記的なアレ

先々週から続く部屋掃除、なんとか完結しました。
部屋掃除すればするほどいらんもんが大量に出てくるんだよねこれが。

で、先ほどあきらかにいらない遊戯王のカードの束を段ボールに詰めました。
これがどうなるかは後日のお楽しみ。

というわけで第二次ダンシャリンダンスは残すところ「いらない衣装の処理」のみとなりました。
いつものお店に送って買い取って小遣いにするつもりだけど、何分量が多いから箱を準備しなければ。

ハリファイバーについて考える

ルール激変によりゲーム性が様変わりしてしまい、多くの強力な融合・シンクロ・エクシーズなどが「産廃」となってしまった第十期に現れ、「詫び」のような形でのシンクロサポート…もとい超強力な展開力を発揮して瞬く間にリンク環境における「主人公」となったリンクモンスター《水晶機巧-ハリファイバー》。

このカードについてはいろんな意見があると思いますが、あらゆる意味で「ゲームに与えた影響」が非常に多いと思っております。
というわけで今回の記事では私独自の視点で「功罪」という形でまとめさせていただきます。

※あくまでいちカジュアルプレイヤーの考えであるということを念頭においてください。

第十期におけるルールによってほぼ産廃となっていたアクセルシンクロ展開を一応は可能にした。

まずは「功」の部分から。

9期ラストに登場した新たなデルタアクセルシンクロこと《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》はパックの発売直後にリンクルールへの移行によりまともに使える期間が1か月ほどしかなかったという悲しみを背負っていましたが、《ハリファイバー》の登場により一応は正規の方法でのシンクロ召喚が現実的になりました。

《ハリファイバー》にはリンク召喚時のチューナー特殊召喚ともうひとつ、相手ターン中自身をコストにSチューナーをS扱いで特殊召喚という効果があります。
自分のターンでシンクロモンスターを《ハリファイバー》のリンク先に2体用意して、この効果でレベルにあったSチューナーを呼び出して相手ターン中にデルタアクセルシンクロを狙うという動きが可能に。

《ハリファイバー》登場直後はこの効果が強力と言われ、召喚時にタイミングを逃さない魔法罠割りとアクセルシンクロと女の子らしかぬ野太い声を持つ《TG ワンダー・マジシャン》が高騰、再録に繋がったという点も。

「水晶機巧」というテーマ自体がもともと相手ターンにシンクロをして動いていくというテーマもあって、セオリーで言えばSチューナーの《クオンダム》を呼び出して盤面と墓地同時に処理できる《フェニキシオン》をアクセルシンクロするデザインだと思われます。
ちなみに水晶機巧は世界観で言うと「真竜編の仲間キャラ勢力」であり、環境で大暴れした「十二獣」「メタルフォーゼ」「アドバンス真竜」と同じ世界のキャラクターという扱い。現役時環境で少なからず活躍したその3種に比べるとあまりぱっとしない地味な立ち位置でした。

総じて、デザイナーが想定しているであろう「第十期に使いづらくなりすぎたシンクロ召喚の救済&マイナーテーマだった水晶機巧にスポットを当てる」という点では大成功だったと言えます。
LVPの表向きのテーマが「いろんなテーマに新規リンクカードを追加」とかだったと思うんですが、正しく言えば「カデコリごとの救済ついでにマイナーテーマにスポットを当てる」という方向だったと思います。まあ一部例外もあるけどな!!

シンクロよりリンクと相性が良すぎた

続いては「功」とも「罪」とも取れるであろう点。
シンクロ召喚救済の名目で作られたであろう《ハリファイバー》君だったが、あろうことか自身にも呼んできたチューナーにもリンク召喚への制限が一切ないというガバガバテキスト故に「わざわざもう一体以上モンスターを増やしてシンクロを狙うよりもリンク3とかに繋げたほうが強い」という風潮になってしまった。

裏を返せば《ハリファイバー》のおかげで馴染みづらかったリンク召喚がお手軽かつ強力な動きができて、シンクロとはまた違った連続展開が爽快!という新たなゲーム性を切り開いたこととなるので決して悪いことではないのかもしれない。
実際、《ハリファイバー》登場後からリンクモンスターの性能がかなり上がったのも目に見えるくらいなのだ。

ハリファイバーが半ば「人権」と化してしまったこと

これは完全に「罪」と言える点。
LVPでは様々なテーマ、様々なサポート範囲のリンクモンスターが新規に登場…と言いたいところだが、《ハリファイバー》のような圧倒的な汎用性をもつカードはなかったに等しい。

もちろん連携次第で《ハリファイバー》以上の圧倒的なアドバンテージを叩き出せる《聖騎士の追想ゾルデ》や《アロマセラフィー-ジャスミン》等のカードもあるにはあるが、どちらも種族の指定があり、連携を活かすには少なからずメインデッキの方にもちゃんと対応カードを複数枚用意しておく必要があったりする。

それに対して《ハリファイバー》は適当にチューナーを入れておくだけで出せるという圧倒的なガバガバ汎用性を誇り、組み合わせや連携もカードが増えればそれだけ増えるという革新的な自由度の高さが魅力だった。

つまりマイナーカードでやや重めの展開をすると「それハリファイバーでよくない???」という、つまるところのハリハラ(ハリファイバーハラスメント)を生んでしまうという結果に。実際マイナーテーマでも《ハリファイバー》さえ入っていればそこから《双穹の騎士 アストラム》《アクセス・コードトーカー》等最強リンク4が呼べちゃうもんだからデッキの無個性化も進んでしまうという問題も。

当然ながら十期段階では【転生炎獣】や【コードトーカー】【@イグニスター】等、サイバーズ族テーマを中心にハリファイバー無しでも展開可能なデッキもあるにはあったけど、それはあくまでデッキ内容をちゃんとセオリー通りに固めた結果だからまた別のお話だと思う。

待ちに待った11期!幻獣機でやりたい放題!!

そして2020年4月、ルール改訂により融合・シンクロ・エクシーズを出すのにリンクマーカーが不要に!!こうなったら《ハリファイバー》も詫びファイバーもといシンクロサポートとしては役目を終えて引退…ってならなかったんですよ


はい、禁止になったのは一緒に活躍した数少ないシンクロチューナーの彼女でした。

とまあそれはさておき、ここでハリファイバーは最強の相棒を手に入れて思い出したかのように実質的な最強シンクロサポートとして活躍していきます。

《幻獣機アウローラドン》はLVP3で登場した新規カード。同期としてあの悪名高き《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ緑のうんこがいます。

《アウローラドン》はリンク召喚時にトークンを3体出すという異常強力な展開効果を持っているものの、しっかりと「その後リンク召喚できない」というセキュリティテキストを持っており、10期環境では「《アウローラドン》を残しつつ申し訳程度にシンクロする」という程度の展開でした。
さっき言った通り11期からはシンクロ召喚が緩和されてリンクマーカーが不要に。つまり「《ハリファイバー》から《アウローラドン》に繋げたらやりたい放題できんじゃん!」ということ、通称「ハリラドン」もしくは「ハリウドン」というやつ。

イラスト:おきるね先生

まず《ハリファイバー》の効果で《ブンボーグ001》を呼び、その2体で《アウローラドン》に繋げる。
そうすると《アウローラドン》のトークン生成効果がトリガーとなって《001》が蘇生される。そして《アウローラドン》のもう一つの効果で自身とトークン1体をコストに《オライオン》を呼び出せば☆1チューナー&☆2チューナー&☆3トークン(実質3体)というシンクロの土台が整うという形となります。
《ハリファイバー》を呼び出すために《ブンボーグ003》を使って《001》を複数体墓地に落としておくと、蘇生効果に何故か名称ターン1が存在しないのでチューナーの頭数を増やすことも可能。

「何故か」が多すぎるだろこのゲームはよォ!!

その後の展開についてはちょっと省略するんですけど、この連携の個人的な問題点は「メインデッキに必要なパーツが少なすぎること」なんですよ。極端な話、《ハリファイバー》さえ出せれば《001》と《オライオン》の2枚だけで成り立つ。
つまりやや弱めのテーマデッキでも強いデッキと同じ動きができるという功罪双方を持ち合わせるなんともいえない特徴があります。
で、ここまで汎用性が高いと「ハリウドン展開から好きな盤面を作ることができる」わけですが、こういうのってどうしても「わざわざオリジナル盤面作るよりも最強汎用展開の方が強い」というハリハラとは別問題のハラスメントが生まれてきちゃうよね。

似たようなシンクロやりたい放題できるカードに《ジャンク・スピーダー》がありますが、こちらは「名称指定のチューナーを複数体呼び出す」というものでデッキがある程度固定化されます。
その上①の効果にしっかりセキュリティが課されているので《ハリファイバー》とお手軽連携が不可能になっている等きちんと調整されている節はあります。まあそのせいで10期環境で使いづらかったんだけどさ。

お気に入りのテーマで戦えるってのはいいけど、個人的には「デッキの無個性化が進んでないか?」と思うところもあり、この辺は遊戯王OCGに何を求めるのか」という考えで意見変わってきそうですね。

まとめ

よくある「詫び」だと思ったら「好きなことができる」という主人公カードだった《ハリファイバー》。
とある格ゲーの紹介動画で言われていた「チームゲーにおいて一番害悪なキャラは汎用性が高すぎるキャラ」というのをカードゲームで体現しちゃったんじゃないかなって思っています。
個人的には11期以降いつ禁止にされてもおかしくないと考えていたんですが、なんでそういう思い込みができるのかはわからないんだけど「ハリファイバーだけは絶対禁止にならない」という考えの方が予想以上に多く、思った以上に衝撃が大きかったんじゃないかなと思ってます。

今後望むことといえば「ハリファイバー無しでもテーマのセオリー通りのシンクロ展開をできるテーマごとの新規」が定期的に来て、シンクロ召喚に幅が生まれるということです。KONAMIさんこれからもよろしくお願いしますよ。

おまけ:キャラクターとしてのハリファイバー(&水晶機巧)

その展開性能のみならず「イラストもカッコイイ」という声もよく聞いてたような気がしますが、実はちゃんと元となったカードが存在しております。

それがこの「水晶機巧」のチューナーモンスター3体。《シトリィ》ちゃんの世話焼き幼馴染感よくない?????

イラストを見る感じ、《クオン》がベースとなっていて《シトリィ》の手足を《リオン》の髪の毛が合体したような感じかな?
よく見たら《シトリィ》ちゃんのスカートっぽいパーツついてるし女装願望があるのかもしれない。

で、デッキ組む都合いろいろカード調べたんですけど、全体的にイラストがかっこいいんですよこのテーマ。
動きも独特で楽しいから「ハリファイバーがかっこよくて好きだった」って人は一度【水晶機巧】を組んでみて使ってほしいです。

マスターデュエルのお話

今までニコ生で隔週でやっていたルームマッチですが、7月からTwitchの方で再開していこうと思います。
名付けてファーミングアリーナ」。タイトルがダサいって?うるせぇ。

nsmring-style.hatenablog.com

禁止レギュレーションは基本的に変わっていないんだけど、《ウィラード》があまりにもノリだけで禁止にされたので釈放。あとは話し合いで決めたのでとりあえずこれでやっていきます。

そんな感じで自分も配信ルムマ用に新デッキをこしらえました。《ハリファイバー》への感謝の気持ちを込めて水晶機巧!!
この他、今までのデッキも楽しめるような構成に変更。当日が楽しみだぜ。

あととうとう手持ちの【アロマ】を再現すべく構築に手を出したんだけど、ライフを回復したらチェーン処理が大渋滞して笑った。

原神のお話

恒常ガチャで行秋くんが来てくれたので純水精霊にキレながらもレベリング完了。
武器の方はおさがりだけど岩斬・試作Lv80が見た目的にバッチリなので装備。

じゃけん頑張ってフィンドニール周回しましょうねぇ~~~~~~。

終わりじゃ終わり!!

ちなみに明日の月曜日は休みです、ふぉっふぉっふぉ。