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【脳内創作】ローナ~銀陽の少女~ 第二十三話「火山の王」

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火山の神殿を目指すローナ一行の前に現れ、いきなり襲い掛かってきた竜のような女。
この聞く耳を持たないよくわからん変な女に対してクララは珍しく怒っていた。
「もういきなりなんなのよ!人が疲れてるってときに!!」

「アッハハハハハハハハハ!まとめてアタシが食べてやるよ!!」

構えるクララに襲い掛かる竜の女。その時、空が突然暗くなり大きな轟音が響く。
「ヒッ!お父様…!?!?!?」

4人が空を見上げると、深紅の身体をした巨大な竜が空からこちらを睨んでいる。
その迫力に4人は動けない、そしてゆっくり降下しながら巨大な竜は竜の女に語り掛ける。

「お…お父様…違うのヨ…コイツらが勝手に入ってきたから追い出そうと…」
「黙れェいシアラ!!お前にはあの首飾りが見えんのか!!!」

巨大な竜が怒鳴りつける。どうやら人間のしゃべれる程に知能は高いらしい。
首飾り…サラマット族から託された祝福のお守りは、あの巨大な竜にとっても重要なものらしい。

「ご客人、うちの娘が迷惑をかけてすまなかったな。吾輩の名はイグナス、この山の火口に住んでいるものだ」

先ほどの威圧的な雰囲気とは一転し、穏やかに語り掛ける。緊張していた3人も戸惑いつつも一安心といったところか。

「わ…私はローナといいます、イズモからきました。こういう宝珠が火山の上の方の神殿にあるって聞いたのですが…」
戸惑いつつも宝珠を見せるローナ、まずは自分が怪しいものではないと証明したい。
そして少しでも宝珠の情報を得たい。

「ふむ宝珠か…確かにこれと似たようなものは神殿に安置されている。だが、これがなんというのだ?」
「はい、実は…」

これまでの旅の話を聞かせた。イグナスは少し難しい顔をしながら話に耳を傾けた。

「なるほど…確かにサラマット族の長老がその首飾りを託すわけだ…。」
「はい、宝珠同士を共鳴させて力を高めればオロチの復活を阻止できるみたいです。私はお母さんのこの宝珠を…信じたいんです!」
「だがダメだ、神殿に近づくのは危険すぎる。」
「!?!?なんでですか!?」

イグナスの回答に納得がいかないのはローナではなくクララだった。

「あの神殿はもともとマグマに近い、人間が近寄れないような環境だ。そしてその首飾りはその神殿に入れる程度には結界が貼れる力がある。」
「だったらなんで…!」
「実は先日マグマの変異があってな…道が塞がってしまったのだ」
「!?!?!?」

衝撃の事実。少し前に大きな噴火があり、神殿へ行く道が高音のマグマによって破壊されてしまっていた。
首飾りの力もさすがにそこまでの高温を防ぐような力はなく、さあどうしようという事態になっていた。

「まあしかしなんだ、ここまできて手ぶらで帰るわけにもいかないだろう。神殿の近くにまでは吾輩が連れて行こう」
「はい、ありがとうございます!」

優しい竜の王の案内に、朗らかな笑顔で答え背中に乗り込んだ。

 

「なんなのヨあいつら…気に入らないわね…」
そして父の介入に暴れたりない竜の娘、シアラが付いて行った。

-つづく-