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【ニシムリングレビュー】アニメ「SHOW BY ROCK!!STARS!!」感想(やや辛口気味)

こんばんわ、にしむーです。
「ニシムリングレビュー」とかいうクソみたいなタグ久々に使った気がするぞ。

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まずはじめに

自分は「SB69!!」っていうメディアミックスコンテンツが大好きだということを念頭に入れておいてください。
今回のアニメも期待値としては非常に大きく、非常に楽しみにしていました。

が、結果としては「好きだからこそ手放しに褒められる作品ではなかった」という感想です。
端的に言えば「すごくよかったところとすごくダメだったところが両極端」という表現が正しいと思います。うん、よかったところは本当によかったんだよこのアニメ。
アニメシリーズも舞台版も今までのちゃんと見ていて、どれも好きな作品であった私の個人的な感想ということです。要するにお気持ち表明記事。

 

nsmring-style.hatenablog.com

 

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良かった点

1話1話細かく指摘していこうかなと思ったけど、よかった点と悪かった点をざっくりまとめることにした。

作画がよい

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作画の画風は3期寄りデザインで、非常に安定したクオリティ。
純粋に新しい作画でプラズマジカやクリクリを見れたのはよかった。作画崩壊もなくて安心して見れたゾ。

各バンドの新曲も安心のクオリティ

これ自体はゲームの方で先行収録があったからっていうのもあったけど、どの曲もよかったのでベストアルバムは有無をいわざず購入キメました。
乙女陽炎とFINAL OPINIONはいいぞ。みんなもちゃんと聴こうな?

高等身のアニメ作画とミニキャラの両方を使ったライブシーンもよかった

これは賛否分かれそうだけど、私は好きだった。具体的に言うと5話のレイジンとクリクリ双方のライブね。
「SB69!!#」の時のプラズマismとかリクライムの映し方好きだったし、アニメ作画でのライブはもっと評価されていい。

どこ指回の安定感

ギャグ全振りだったシンガン回はともかく、アルカレ回とトラクロ回のどこ指の主人公っぷりに文句言う人おる?おらん(力説
アニメでゲス全振りの双循の聖人説が立証されたため、少し前に俺が提唱した「全バンドドラム担当聖人説」が立証…され…なかった…(詳しくは後述

最終回は本当に良かった

ここだけは純粋に曲の使い方や演奏の見せ方がうまく、落としどころが見えなかったそれまでの回をうまくまとめてくれたなという印象。

その他

ラメカがバッチリ出演したり、

どうかと思った点

こっからはちょっとダメだと思った点。何度も言うけど個人的意見だよ。

オールスターとは名ばかりのましゅましゅ続編

STARS!!なんてタイトルだから、全バンドまんべんなく出すオールスター路線かな?って思ったらましゅましゅとどこ指を中心に他のバンドが顔見せするって作りだった。
まあそれならそれでいいんだけど他のバンドの出番にも結構凹凸がでかいのはどうなんだ。(後述)

各バンドの出番の格差

ましゅましゅとどこ指、でもって先輩ポジションのプラズマジカが出番が多いのはまあわかる。それにしたってシンガンの出番が少なすぎる。ギャグ要員だからかよ。
あと個人的に一番どうかと思ったのが徒然とYokaze

今回の徒然

私の推しバンだから最も期待していたわけだが、出番は1エピソードのみ。しかもライブ無し&修行会と見せかけたましゅましゅが遊ぶだけの回と、エピソードそのものにもどうかと思う内容。ましゅましゅが遊園地で遊ぶエピソードってのは全然面白い発想だけど、そのために徒然が使い捨てられたと考えると結構精神的に辛いっす。お師匠も阿吽ちゃんももっと見たかったっす。

今回のYokaze

一応「Yokaze」と書いてはあるけど、実質リカオだけのゲスト扱いの参戦。しかもやったことが「天然ボケをキメまくってマシマに変人扱いされた後ネットの書き込みを集めてましゅましゅの無罪を証明した後、法廷をステージにしてノリノリで歌う」という謎の行動のみ。わけがわからないって?本当にその通りだからそれ以外に説明のしようがない。

そもそもギャグと勢い寄りの作風とましゅましゅの相性が悪い

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1話の(不可抗力とはいえ)危険運転、2話の逮捕、3話の楳図かずお構図等、過去作なら間違いなくシンガンがやっていたギャグムーブをましゅましゅにやらせるという暴挙。
せめてどこ指にやらせるべきじゃね?と思ったけど、どこ指側はむしろ全力で青春やっててそれが高評価なんだよね。
つまりましゅましゅに主役やらせる時点で相性悪いことくらいに気付いとけ

つーか1話の時点で危険運転とかアニメでやっていいことじゃないと思うんだよな、ギャグだと思ってても素直に笑えなかった。

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あと5話のつまみ食いの流れもアウトでしょアレ。ギャグとしても何も面白くない上にアニメルフユがクズ化したせいで「ドラマー聖人説」がぶっ壊されちまったぞどうしてくれる。

更に言うと、個人的に一番良かったと思う10話がどこ指、トラクロ、プラズマジカが中心になって回る回でましゅましゅの出番は一瞬だったからいない方が話が安定するんじゃねえのか?という疑惑すら立ってしまった。多分制作側もましゅましゅの扱いどうしればいいか迷走してそう。

シアンの設定がはっきりしない

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3期から線繋がりってのはわかるんだけど、シアンの設定は1期2期(つまり聖川詩杏)のエピソードを引き継いでるんだよね。でも詩杏は2期のラストで日本に帰ったはず。
じゃあこのシアンは一体誰なんだ!?!?!?最後の最後まで一切説明なかったぞどうしてくれんだ。

その他

5話でのレイジンとクリクリの会話を聞くと、各バンドの力関係がショバフェスと大分違って違和感がすごい。
特にレイジンはショバフェスで頂点に立ってイキり散らしてるのが説得力ありすぎたせいで、アニメでクリクリに言い負けてるのは大分違和感がすごかった。この辺はさすがに解釈違いってとこかな?

まとめ

結局のところキャラは可愛かったし曲もよかったから、コンテンツとしては間違いない。
ただアニメ作品としてはストーリーに粗があったり、一番好きなキャラの出番がないがしろにされてたから純粋に評価しづらいんだよね。

それでも最終回はよかったし、続編というか後続作があるならまた楽しみにしたい。

でも後続作やるなら今度こそ本当にオールスターか3期みたいに少しのバンドに絞ったストーリー重視のどっちかにしてください!!

おまけ(ぼやき)

実は今期もうひとつだけアニメ見てたんだけど、その作品の個人的評価が「1キャラだけかわいいけど話がどんどん盛り下がっていって最終回は最悪」という評価。
でもその作品の世界観的にゴブリンスレイヤーの再評価につながる可能性がある」という可能性は残した。

某トライの再評価のアレみたいな二の舞になってんじゃねえかよぉぉぉぉぉぉぉーッ!!!!!!!!!!!